i campのソロテント「solo2」を、ソロキャンプ歴6年目の私が徹底解説!

テント画像 ソロキャンプ
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今回ご紹介するのは i campという会社のソロテントです。
2017年に始動、2020年にi camp合同会社として兵庫県にて運営されているようですね。

商品名はi camp solo2という、名前の通りのソロテントになります。

設営もかんたん、ソロ用としては結構広い幕内!

この記事をご覧いただく事によって、i campの購入を考えている方の一助になるかと思います。


それではi campのsolo2を詳しく見ていきましょう!

solo2 テントスペック

テント画像

まず、価格はamazonで8340円です。ソロテントを探していた私は迷わずこの価格を見て即購入しました。

重量ですが、全てを収納バッグに入れた状態(テント・ポール・ペグ・張り綱)で、たったの1.6kg!
非常に軽いので、バックパックキャンプにも良いかもしれません。

サイズですが、収納時は幅約45cm、高さ、奥行きともに約15cmとなっています。
テント組み立て時のサイズは、幅約215cm、高さ約110cm、奥行き約100cmとなっていて、一般的なソロテントのサイズといったところでしょうか。

内容物は上に記していますが、テント本体・ポール2本・ペグ8本・張り綱と、天井部のフライシートになります。一般的なソロテントの付属品といったところでしょうか。

ペグのカラーもゴールド

テントの耐水圧

solo2の耐水圧ですが、素材はポリエステルで、2000mmとなっています。
(フロアシートは210Dオックスフォード、耐水圧は8000mm)

オックスフォードとは縦と横に2本づつ交差させた平織りのことで、強度があるため、フロア部分に使われるようです。

また、耐水圧は高ければいいということでもなく、その分通気性が悪くなり、結露しやすくなるなどのデメリットもあります。耐水圧1500〜2000mmあたりであれば、強めの雨でも耐えてくれるでしょう。

縫製部にはシームテープ加工(浸水防止加工)も施されており、浸水の心配もありません。

テントポールはアルミ合金!


このテントは、自立式のドーム型ソロテントになります。
自立式というのは、人間が手を離しても、自分で立っていることができるテントのことです。

トンネル型のテントなどは、張り綱で固定してやらないと倒れてしまいますよね。

そんな自立型のsolo2を支えるポールは、丈夫なアルミ合金を採用。
カラーはテントに合わせたオレンジゴールドとなっています。

テントポール
色鮮やかなアルミ合金製のポール

ベンチレーションは三カ所!

solo2には三カ所のベンチレーション(通気口)が設けられています。

入り口とその反対側の二カ所、そして上部にもベンチレーションが設けられていて、通気性も非常にいい作りとなっています。

天井部にはフライシートを被せます

テント組み立てと実際に使ってみた感想

テントの組み立ては至って簡単なんですが説明します。

ジョイント式ポールをカチャカチャと接続して2本とも伸ばし切ります。
広げたテント本体のスリーブ(テント上部のポールを通す筒状の部分)に通し、ポール先端をグロメット(ポール先端を入れる穴)に入れます。
この時、スリーブに2本ともポールを通しておいて、片側2カ所のグロメットにポールを入れとくのがやりやすいと思います。片側2カ所のグロメットにポール先端を入れたら、対角線上のグロメットにポール先端をもう2カ所入れるという感じですね。

テント生地を無理が掛からない程度に引っ張りながらやると上手くいくと思います。

ポールをスリーブに通すときも同様に、テント生地を引っ張りながらがいいと思います。
無理にポールだけで通そうとすると、テントの破けにつながる恐れがあります。

あると何気に嬉しい機能も

このsolo2には、ソロ用テントには珍しい?小物入れのポケットと、電源窓が備わっています。

小物入れポケットはあると嬉しいものの一つ
電源窓も付いて冬キャンプも安心

小物入れのポケットはあると嬉しい機能の一つですよね。

キャンプではよく「あれ?車の鍵どこいったっけ?」「スマホは?」など、小物行方不明事件が起こりがちです。
テントの中にあるのは間違いないんだけど…

となる前に、小物入れに入れておけば探す手間も無くなり安心ですよね。



電源窓は主に冬に使う感じですかね。

入り口を開けずに電源コードをテント外に出せますので、寒い冬でも隙間風が入らず重宝します。
電源窓にはマジックテープがありますので、コードを外に出したら閉めておきましょう。

電気湯たんぽや電気毛布であったかい冬キャンプを過ごせそうですね。

冬に重宝する電源窓

室内はソロ用にしてはやや広い!

室内はソロ用ということで、もちろんそれなりな広さなんですが、ソロ用としてはやや広い印象です。

奥行きが何センチ〜とかの単位で書いても分かりにくいと思うので、実際に一泊した感想を。


実際に寝てみた感想は、ソロ用にありがちな「寝たら目の前にテントがある」というのは無く、20cmぐらいは顔とテントに余裕があったかな?結構快適に過ごせました。
私は身長170cmなんですが、完全に伸ばしても足がテントについているというのも無かったです。
180cmぐらいの身長でギリギリぐらいですかね。

また、なんとか大人二人は寝れるかな〜という広さ。
大人と小学生ぐらいの子供だったらストレスなくいけるんじゃないかなと思います。

出入り口と反対側は開閉可能なメッシュ仕様

私が使用した時は、残念ながら雨だったのでメッシュにできませんでしたが、出入り口と反対側は開閉可能なメッシュ仕様で、蒸し暑い夜も快適に過ごせそうです。

少し気になったのは、出入り口とメッシュ部分ともに、チャック開閉時にテント生地を噛み込みやすかったことですね。けっこう丁寧に開け閉めしても噛み込みやすかったので、ここは改善してほしい点でした。

入り口部のチャックは噛み込みやすいので注意

シングルウォールテントなのである程度結露します。

とはいえ、シングルウォールなので、多少の結露は免れません。
シングルウォールとは、その名の通り一枚もののテントですね。ダブルウォールテントは、インナーテントとフライシートがあるので、結露しにくいです。)

雨じゃなくても、夜露で内部がじわっと濡れます。
解決策として、タープを張って、その下にsolo2を設営すると大丈夫かと思います。

私が選んだグランドシート

このソロテントsolo2は、グランドシートは付属していませんので、別で買う必要があります。

私が選んだのは、Geer TopのMサイズです。

このGeer TopグランドシートのMサイズは90×210cmなので、幅約215cm、奥行き約100cmのsolo2にはドンピシャのサイズです。

よくテントより広いグランドシートを使用されている方がいますが、それは間違いです。

テントより広いグランドシートを使用すると、雨が降った時にグランドシートに水が溜まり、浸水の原因になるからです。なので、小さすぎるのは論外ですが、テント底面よりやや小さいグランドシートを選ぶようにしましょう。

他には、テント底面の傷つき防止や、湿気、冷気を遮断したりという機能も持ち合わせていますので、必ずグランドシートを使うようにしましょうね。

残念な点も…

チャックの噛み込みやすさも残念と言えば残念なんですが、これはちょっと頂けない!という点が一つ。

張り綱の自在が全く使い物になりません。
(自在とは張り綱のテンションを調整する物で、プラスチック製や金属製などがあります)

別の日に再度solo 2を使用したんですが、その日は少し風があったので張り綱を張ることに。

ペグを打って自在で張り綱を調整しようとしたところ、全く締められません。
自在に張り綱が全く噛んでないんですね。

若干は締められるんですが、すぐに緩んできます。

なので、solo 2を使用するならば自在金具を別途用意するのが必須かと思います。
(i camp製タープも同じで、自在が使い物にならないので、別途自在金具を用意したほうがいいですね。)

自在金具はAmazonや、お近くのアウトドアショップでそんなに高くなく売られていますので、セットで購入することをオススメします^^

コストの面でしょうがない面もあるかとは思いますが、もうちょっと頑張ってほしかった!

まとめ

今からが楽しみなブランド、i campのsolo2のレビューを書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
ソロキャンパーの方でも、2〜3人用のテントを使用している方も多いと思います。
しかし、設営がちょっとしんどいなー…と思うこともあるのではないでしょうか?

このsolo2は、テント設営に慣れた方はもちろん、初心者の方も簡単に設営できるので、今日のキャンプは設営をパッと終わらせたい!という時に一つ持っておくと重宝するかもしれませんね。
また、バックパックキャンプの時にも軽いのでそういう時にも良いかと思います。

安くてスペックもなかなか良い、このsolo2をあなたのラインナップに加えてみてはいかがでしょうか?

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